今回は選択肢の増大について考えたいと思います。...
注文住宅のすべてが大変かというと、そうではありません。建築家にデザインをまかせることができれば、そこまで大変でなくなるのではないかと予想しますが、建築家に住宅の設計を依頼する方の多くは家づくりがずっと夢だったいう方です。本当に大変なのは、自分の理想の家をつくることなんだと思います。...
「こんなに家づくりが大変とは思わなかった。」というお施主さんの声をよく聞きます。毎回、お施主さんに真摯に向き合い、人一倍丁寧な設計をしている自負はあるのですが、それでもなお、お施主さんが大変な思いをされています。むしろ、設計を丁寧にすればするほど、お施主さんは大変な思いをしているのかもしれません。今日からしばらくはそのことについて考えてみたいと思います。 いろいろと原因はあると思いますが、大きなものを3つ挙げたいと思います。 情報の氾濫 選択肢の増大 工事内容の厳密化 およそ察しのつくことだと思いますが、それらのことが、家づくりをよりお施主さんの思い通りの方向へ行きやすくする一方、お施主さんの決断のタイミングの増加やひとつひとつの決断の重さが、お施主さんの心理的負担を増やしていることは間違いありません。 より良い、家づくりをするのはもはや当たり前となりつつある昨今、それをより快適に行うためにはどうすればよいのかを考えていく必要があるように思います。次回は、情報の氾濫について整理したいと思います。
12日 10月 2020
今回のリフォームは耐震補強は主たる要望ではありませんでしたが、建築を扱う以上、耐震性を無視することは、職業倫理に関わることだと感じております。リフォームをするついでに耐震性を上げるということはこれからのスタンダードになっていくと思います。しかし、工事費も設計料もあまり多くはかけたくはないリフォームで、構造事務所に構造を依頼することは大変、懐に厳しいお話です。そこで、意匠事務所が耐震診断をし、耐震補強することになります。
H邸リフォーム 現場レポート · 14日 9月 2020
家の内側の壁を剥がすと、柱だけでなく、筋交いという斜めの材料があることがわかります。これは、家が地震の揺れに耐えるためのもので、非常に重要な耐力要素です。...
H邸リフォーム 現場レポート · 06日 9月 2020
昨日、現場が始まって5日目、解体の途中ですが現場に立ち寄ってみたところ、バスルームの解体が終わっていました。表面上はよくわからなかったのですが、想像以上に腐朽と蟻害が広がっておりました。比較的新しい中古物件(築25年前後)でも、痛みやすいところは相当に痛むということがわかりました。在来の浴室(ユニットバスではない浴室)回りは確実にこのような状態になってると思ったほうがよいでしょう。リフォームでは、水回りをされることが多いと思いますが、こうした柱や土台の痛みの修理費用も頭に入れておいたほうがよいと思います。 まとめ 在来の浴室のリフォームでは、柱、土台、構造用合板のやり変えが必要になることを前提とすべき。
H邸リフォーム 現場レポート · 02日 9月 2020
昨日からH邸リフォーム工事の現場がスタートしました。現場に着いたのは10時30分。現場は解体が既に始まっており、システムキッチンの撤去中でした。 現場がスタートする前に外壁の塗装サンプルが届きましたので、外壁塗装についてお話したいと思います。...
H邸リフォーム 現場レポート · 31日 8月 2020
リフォーム工事の工期は2ヶ月から3ヶ月と短く、あれよあれよと言う間に事が進み、気がつけば、終わっていたという感じになります。そのため、工事が始まる前にできるだけ壁紙や床材などの品番を決めておくことが重要です。この現場では、工事が始まる半月前にモノ選びを済ませました。また、今月末までに、現場での確認の日も予定しております。...
H邸リフォーム 現場レポート · 21日 8月 2020
9月1日から、H邸リフォーム工事が着工します。 工事の始まりから終わりまでの様子をレポートしたいと思います。...
久しぶりに大阪に出る機会があり、地下鉄にのると、美しい吊り広告。東洋陶磁美術館で竹工芸 アビーコレクションの展覧会とあった。東洋陶磁で現代アートのインスタレーションは珍しく、現代アート好きもあって、立ち寄ることに。 エントランスホールに入るやいなや圧巻!作家の作家たる所以を感じさせる力作に出迎えられた!...